導入事例

Ryosuke Ishii

町中華(高田馬場)

創業70年の中華料理屋にてデータ分析コンサルティングを実施。その中華料理屋はこれまでITシステムを導入しておらず、分析するためのデータが不足していたため、データ分析に先駆けて

  • ホームページの構築
  • オーダーシステムの構築

を実施した。

ホームページ
オーダーシステム

これらのシステムからデータを抽出し、データウェアハウスに蓄積し、ダッシュボードの形にしてデータの定点観測を実施。定点観測の結果、下記の課題を発掘した。

データ分析基盤の概要図
ホームページダッシュボード
オーダーシステムダッシュボード

ホームページとオーダーシステムのデータを掛け合わせて傾向を把握

キー局のテレビに店が紹介された直後はお店の混雑具合が読めず、品切れで店を閉めてしまうことがあった。そこでそれぞれのデータを検証したところ、メディア紹介後のホームページのPage View数が通常営業日の10倍になるが、すぐには売上は上がらず、Page Viewと売上の上がるタイミングに時間差があることが判明した。また日月火水のオンエアでは金土に売上が日の平均の1.2倍まで上がり、木金土のオンエアでは火木の売上が日の平均の1.1倍となった。(※水曜日は店の定休日)
オンエアのタイミングから売上が上がるタイミングに予測がついたので、仕入れ調整ができ、品切れになることなく店の運営ができるようになった。

オーダーシステムから傾向を把握

売上と提供時間の分析から人気メニューの調整

オーダーシステムのデータを分析することで、売上の推移だけでなく、料理の人気やオーダーされた料理がテーブルに付くまでの時間を分析することができた。そのため利益率の高い料理をメニュー表やホームページの目立つところに表記することで、労働工数の現象と売上拡大による利益率の改善に成功した。

売上と提供時間の分析からドリンクメニューの削減

長年お客様のリクエストを受け続けたためにドリンクメニューが70種類になり、ドリンク担当の店員に負担がかかっていた。またオーダーからドリンク提供までの時間も平均5分以上かかっており、お客様へのサービスの品質低下の一員となっていた。そこでドリンクの売上状況を分析し、1年以内に注文数の少なかったドリンク20種類をメニューからなくし、ドリンクの提供時間を平均4分に下げることができた。今後のドリンクについての分析を進めていき、ドリンクの提供時間を短くすることで、お客様へのサービス品質を高めていく。

データ分析基盤の構築に使用した技術やツールについては下記リンク参照

https://data-parade.wraptas.site/ichibanhanten

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