数字が読めないって、そんなに悪いこと?

「数字に弱くて…」
「グラフを見ると眠くなるんです…」
そうやって“数字コンプレックス”を抱えている方、とても多いのではないでしょうか。
でも、ちょっと立ち止まって考えてみてください。
本当に、数字が読めないことは“悪いこと”なのでしょうか?
私はそうは思いません。
少なくとも、“できない=だめ”と決めつけてしまう必要はまったくありません。
苦手な自分に、まず“OK”を出す
数字というのは、理屈で説明できるからこそ、「できない自分」が強く意識されてしまいます。
他の人がグラフをスラスラと読んでいるのを見て、「私は苦手だ」と自信を失ってしまう。
けれど、それは非常にもったいないことです。
数字が読めない=能力がない
ではなく、
数字に“慣れていないだけ”というケースがほとんどです。
音楽や英語、パソコンなどと同じように、最初から得意な人はいません。
まずは「今の自分」にOKを出してあげるところから、すべてが始まります。

数字に慣れてないとどうしても苦手意識を感じてしまうよな・・・でもそれでええんやで
そもそも「数字を読む」ってどういうこと?
たとえば、あるグラフに「前年より売上が増えている」データがあったとします。
その時、「なぜ伸びたのか?」と考える。
それこそが“数字を読む”ということです。
つまり、「変化に気づく」→「理由を考える」→「次の行動に活かす」
これが数字を読み解くということの本質です。
学校の数学とは違います。
求められているのは「解く力」ではなく、「気づく力」です。
本当に必要なのは、“センス”ではなく“関心”
「数字のセンスがないから無理」と思っている方もいるかもしれませんが、
実際に必要なのはセンスではありません。興味や関心を持つことの方がはるかに重要です。
「なぜこの数字は上がっているのか?」
「この数値、ちょっと不自然では?」
こういった疑問を持つこと自体が、“数字を読む”第一歩です。
誰でも、“数字が味方になる日”が来る
最初は難しく感じても大丈夫です。
数字は、必ずヒントをくれます。
そのヒントに気づく目を、少しずつ育てていけばいいのです。
数字が読めるようになると、自分の考えに自信が持てます。
上司や同僚にも堂々と話せるようになります。
数字を使って「なぜそう思うか」を説明できるようになります。
まとめ:数字を読む力は、“好きになること”から始まる
数字が読めないことは、恥ずかしいことではありません。
むしろ、そこから一歩を踏み出せた人は、確実に力をつけていける存在です。
「なんとなく気になる」
「ちょっと調べてみようかな」
そんな気持ちからでかまいません。
数字に向き合い始めた瞬間から、あなたの中に“読む力”は育ち始めます。

数字読まれへん?ええねん、それがスタートや。
大事なんは、「読めるようになりたい」って思った自分を、ちゃんと褒めたることやで。
できへんことを隠すより、できるようになる道を選んだアンタは、もう立派や。
ちょっとずつでええ、焦らんと進んでこな。
数字はな、敵やのうて、味方にできるんやで。