一番飯店のデータ分析基盤構築
創業70年を超える高田馬場の町中華「一番飯店」にてデータ分析コンサルティングを実施。ITシステムが無くデータが不足していた状態から、ホームページ・オーダーシステムの構築、DWHへの蓄積、ダッシュボードでの定点観測、分析による経営改善までを一気通貫で実施。初代システムは5年を超えて稼働し、2026年にはホームページ・オーダーシステムを最新のWeb技術で全面刷新しました。
データが生まれる仕組みづくり
これまでITシステムを導入しておらず、分析するためのデータが不足していました。そこでデータ分析に先駆けて、ホームページとオーダーシステムの構築を実施。日々の営業がそのままデータになる仕組みを整えました。


集めて、溜めて、見る — 定点観測の開始
これらのシステムからデータを抽出し、データウェアハウスに蓄積。ダッシュボードの形にしてデータの定点観測を実施し、ホームページとオーダーシステムのデータを掛け合わせて傾向を把握できるようにしました。



メディア露出と売上の「時間差」を発見
キー局のテレビに店が紹介された直後は混雑具合が読めず、品切れで店を閉めてしまうことがありました。データを検証したところ、メディア紹介後のホームページのページビューは通常営業日の10倍になる一方、すぐには売上が上がらず、ページビューと売上の間に時間差があることが判明。さらに日月火水のオンエアでは金土の売上が日平均の1.2倍、木金土のオンエアでは火木の売上が1.1倍になる曜日パターンも見つかりました(水曜日は定休日)。
オンエアのタイミングから売上が上がるタイミングに予測がつくようになったため仕入れ調整が可能になり、品切れになることなく店を運営できるようになりました。
人気メニューの分析で利益率を改善
オーダーシステムのデータから、売上の推移だけでなく、料理の人気や、オーダーされた料理がテーブルに着くまでの時間を分析。利益率の高い料理をメニュー表やホームページの目立つところに表記することで、労働工数の減少と売上拡大による利益率の改善に成功しました。
ドリンクメニュー70種の見直し
長年お客様のリクエストに応え続けた結果、ドリンクメニューは70種類まで増え、ドリンク担当の店員に負担がかかっていました。オーダーから提供までの時間も平均5分以上かかり、サービス品質低下の一因に。ドリンクの売上状況を分析し、1年以内に注文数の少なかった20種類をメニューから外した結果、提供時間を平均4分に短縮できました。
今後もドリンクの分析を進め、提供時間をさらに短くすることで、お客様へのサービス品質を高めていきます。
5年の運用を経て、システムを全面刷新
初代のオーダーシステムは5年以上にわたって本番運用を続けてきました。2026年、その5年分の業務要件を織り込み、ノーコードツール(Bubble)でシステムを全面リニューアル。ホームページも合わせて刷新しました。


新システムは、客席のスマホからの注文、店員の呼び出し、会計までを一元管理。注文が入るとホール・厨房の画面へ即時に通知されます。複数店舗への展開も見据えた設計で、営業データはクラウドDBに集約され、そのまま分析基盤につながります。さらに現在は、生成AIを前提とした開発スタイルで次の刷新にも取り組んでいます。




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