dejirenをつかってデータ配信をする【私の使い方を紹介】
はじめに
データ活用の世界を話すときに、だいたいの会話の流れは
- データ取得
- データ連携
- データ保管
- データ可視化
に話題が収束されることが多いです。これはBIシステムを導入するITベンダーがお客様である情報システム部とプロジェクトを進めるときに多い印象を受けます。
筆者である私もITベンダーでBIツールを導入する立場にいたときは、お客様である情報システム部門とプロジェクトをするときに、データ可視化領域であるレポートのリリースを迎えることでプロジェクトが終了していました。
当たり前の話ですが、データ活用プロジェクトはレポートをリリースして終了というわけではありません。現場ユーザーがデータを基にアクションを行えるようになることが目標となります。
現場ユーザーがデータを基にアクションを行えるようになるためのひとつの答えはデータ配信にあると考えています。
今回はデータ配信をするにうってつけのツールであるdejirenについて、紹介します。データ配信の魅力については下記の記事を参考にしてください。
dejirenとは
公式の情報によると「dejirenは、人と人、人とデータ、データとデータ をつなぎ、情報分断によるアナログ業務を無くすプラットフォーム」とのことです。
dejirenの特徴は
- 使いやすい ビジネスチャット機能
- 業務プロセスの自動化・効率化 バーチャルアシスタント機能
- データの蓄積と一覧化 フォーム&データベース機能
の3つとなります。この3つを使いこなすと”データ配信”だけでなくデータ入力も含む業務アプリをつくることも可能となります。
私はデータ配信までしかdejirenを使いこなせてませんが、業務にまで組み込めるというのは面白いツールですよね
それぞれを紹介していきましょう。
使いやすい ビジネスチャット機能
dejirenアプリによる独自のチャットや他社チャットツールとの連携も可能です。ブラウザでもアプリでもつかえるので汎用性が高いです。
業務プロセスの自動化・効率化 バーチャルアシスタント機能
dejirenの最大の魅力がこのバーチャルアシスタント機能。業務フローをノーコードで作成することができます。
ETLツールと似たような画面構成ですが、SEや情シスなどシステムに詳しい人のためにつくられたETLツールとは違い、エンジニアではない方もつくりやすい設計をしています。
BIツールから取得したデータをメールやチャットにして配信することができますし、チャット内でユーザーがリクエストをしたものを自動回答するような仕組みをつくることができます。
データ配信はチャットとバーチャルアシスタントの機能があればつくることができます。
データの蓄積と一覧化 フォーム&データベース機能
dejirenはここから面白いです。チャット画面からデータの入力をするようにフォームをつくれます。
格納先もdejirenの中に用意できます。dejirenで簡易的に入力したデータをBIツールで可視化することもできます。
dejirenの魅力とはなにか
実際に使用している画面で解説をする
私はdejirenを日常使いしています。一番使う機能はプッシュ型の配信機能です。MotionBoardで定点観測のダッシュボードをつくっています。定点観測なので毎日情報を確認します。
しかしダッシュボードを見るまでの手続きが
- ブラウザからブックマークをクリック
- ログイン情報を入力
- ダッシュボードを開く
という3アクションがあります。20秒もかからずに済むものです。でも、毎日見るとなるとこの行為がしんどいです。
またPCの前で見る作業となるので、朝のルーティンワークに組み込む必要があります。データ自体も毎日大きな変化があるものではないです。たまに「おっ」となる情報が出てきます。たまにしかない「おっ」のために毎日数十秒かけてダッシュボードを確認するのを苦痛に感じるようになり、徐々にモチベーションが下がってしまいます。
プッシュ型でスマホに配信することの魅力
この苦痛はdejirenのプッシュ型のスマホ通知で解決しました。
毎朝自分の起きる時間にdejirenがスマホに情報を送ってくれるようになりました。通知はOffにしているので朝自分のタイミングでdejirenを開きます。
一番最初に見る情報はこの暗号のようなチャートです。
日々の推移情報です。棒グラフと折れ線グラフの2本が上下しています。ここで全体の特性を見て、異常なしと判断したらスマホを閉じてしまいます。早ければアプリを開いて閉じるまで3秒で済みます。
この3秒という短さがとても重要です。
気になることがあれば後続のダッシュボードを確認します。後続のダッシュボードは下図のようなものが複数やってきます。
プッシュ型からプル型に推移する
このダッシュボードを見て、もっと詳細が知りたくなったら、dejirenのプル型の機能をつかって各種チャートを呼び寄せます。
最後はダッシュボードを直接見に行く
最終的にはダッシュボードのURLを参照して、直接ダッシュボードを見ます。ダッシュボードなのでデータの絞り込みやリレーションを効かせることができますので、より詳細なデータ分析をすることが可能です。
そのときにはログイン手続きなども必要ですが、データ分析をする心構えがあるので、苦になりません。
ダッシュボードを直接見に行くときは、1ヶ月に一回もありません。毎日のほとんどは最初のチャートを見ればOKです。
このユーザー体験を設計できるところが、dejirenの魅力であると感じます。
dejirenで定点観測するようになって、データの見落としがなくなりましたし、なによりストレスを感じなくなりました!
データを閲覧するときは
- 定点観測する
- データを分析する
など見方によって体験が変わります。今回の私が使っているような定点観測であればデータ配信機能を使用して、最初のチャートに情報を詰め込むという方法をとれば、効果的な定点観測ができますので、ぜひdejirenを検討してみてください。
dejirenの無料トライアルはこちらからです。