データ取得

呼吸をするようにデータを貯める【生きてるだけでデータ儲け】

Ryosuke Ishii

私はデータマニアを自称するほどデータ好きです。ここ数年のマイブームは”自分からデータを発生させる”ことです。

例えばデータ分析がしたいから自分でオーダーシステムやホームページをつくってみたり、インスタ運用をやってみてSNSデータを分析してみたりと、分析するためのデータを自ら用意してみたりしています。

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いろいろなデータを登録していきたいのですが、入力はしたくありません。登録することに工数を掛けるとなると、データ蓄積を続けることが難しいです。

そこで役に立つか立たないかは今後決めるとして、自動で貯まるデータをたくさんとれるようにしてみました。いずれひとつのDWHにデータを集めて、機械学習の素材にしたいと思います。

今回はどんなデータが簡単に取れるのかを紹介します。

お風呂に入ると”自動で”貯まる体重データ

これまでは体重計に毎回乗ってました。データは自動でアプリに登録されていました。毎朝乗るようにしていたのですが、結構忘れます。また飲み会の次の日は体重計に乗りたくないです。データ登録がモチベーションで左右されてはいけないと思っていたところに、画期的な商品が現れました。

なんとお風呂上がりにバスマットに乗るだけで体重が貯まる。そう、「ついでにデータが貯まる」のです。まさにこれぞ求めていたものです。気付けば勝手にデータが貯まるという世界です。

このバスマットのおかげで安定してデータを貯めることができました。

食前食後関係なくバスマットに乗るので、日々のデータの増減は多いですが、数年間などの推移で見たら徐々に上がっているのか下がっているのかがわかります。このバスマットは革命的です。

Fitbitで”自動で”貯まる運動データ

Fitbitなどのスマートウォッチはパーソナルデータの採取に大変役立ちます。

まず充電が長持ちなのが魅力です、1週間はつけていてOKです。毎日充電するとなると常にバッテリー残量が気になってしまうので、1週間くらいつけられるスマートウォッチがオススメです。大きいと24時間つけていたら疲れますので、小さくて軽いタイプにしてもOKです。(私は何台も買ってだんだん大きくしていきました)

このスマートウォッチで何のデータを貯めているのか、ですが私が主に見ているのは以下のデータです。

  • 睡眠データ
  • 歩数データ
  • 消費カロリーデータ

ひとつずつ解説をしていきます。

睡眠データ

最初に驚いたのが、思ってた以上にデータを正確に取ってくれます。寝入った時間や起きた時間は「確かにその通り」と思えるくらい正確です。

浅い睡眠・レム睡眠・深い睡眠などのデータをとってくれます。

Fitbitの場合はそこから睡眠スコアを出してくれます。睡眠スコアを高めることを考えると日々の行動も変わってきますね。

歩数データ

私は在宅ワークなのですが、運動の目標は

毎日ジムに行くか、毎日1万歩歩く

としています。この目標があると外に出るきっかけにもなりますね。

消費カロリーデータ

最終的に一日の消費カロリーが目標を上回っているかを大事にしています。消費カロリーが目標を超えて、睡眠スコアが高い日は最高の1日です。

こういったこともデータが貯まってきたからこそわかる、新しい気付きですよね。

りょうさん
りょうさん

なぜ飲み会で激しくカロリーを使うのかについては研究中です

AppleはDWHを持っている

これらのデータはiPhoneのヘルスケアアプリに自動で連携されます。データ統合処理を考える前に必要なものはAppleが持っている、恐るべしApple・・・。

ヘルスケアのデータはエクスポート可能なので、いずれ自前のDWHに自動連携できるようにしたいと思ってます。

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本を読んで”自動で”貯まる読書データ

みなさん、読書は紙派ですか? 電子書籍派ですか? 私はなるべく電子書籍で本を読むようにしています。なぜならデータが”自動で”貯まるからです。

kindleを開いた日や読書量などを出してくれます。また自分の読書スピードを把握してくれているので、「この本はあと◯時間で読み終わる」という情報も出してくれます、便利。

きっとデータの中にはジャンルや嗜好もあるからもっと細かい分析をしてみたいですね。

室内のデータ

室内は情報の宝庫です。日常生活が規則正しければ異常データの検知が容易になりますので、データの特性を活かすことが出来ますね。

温湿度データ

温度がx℃以下になったとき、湿度がy%になったときに自動でエアコンや加湿器を動かすことができます。このデータももちろん生活しているだけで貯まりますね。

オートロック

いつ鍵が開いたか、オートロックしたかもデータとして管理できます。また指紋認証キーを使っていますのでどの指紋が活用されているかもわかりますね。

カメラ画像

室内で活用したいデータNo.1(たぶん)はカメラ画像です。室内の人の動きやバルコニーの人感センサーの役割をしています。

いずれ活用するであろうこのデータは容量が大きいので、有料のストレージに保管しています。

こんなデータを”自動で”貯めたい

世の中の進歩のおかげでこれだけパーソナルデータを自動で貯めることができるようになりました。ただしまだ完全じゃない、どうしても欲しいデータがあります。

摂取カロリー

絶対これですよね。この情報さえ正確に毎日貯まってくれたらいろんなことができます。摂取カロリー単体で見ても日々の推移の分析や朝昼晩・平休日でデータを見たらおもしろいはずです。

今のところ摂取カロリーは手動登録です。料理の写真を撮ってカロリー計算してくれるサービスもありますが、写真撮るのが億劫だし、それでは続かないです。

舌か脳の命令から取れるようにならないか・・・まずは摂取カロリー、そして何をいつ食べたかがわかれば分析が捗りますね。

摂取カロリーが自動取得できる時代を待ち望んでいます。

摂取カロリーが取れたら何ができる?

消費カロリーと摂取カロリーがあれば今日一日のカロリー差がわかります。毎日意識することで体重コントロールができます。

先ほどの運動データをかけ合わせると消費カロリーの詳細がわかります。朝に何を食べてどれだけ運動して・・・というプランが細かく立てられますね。

もし何を食べたのかがわかれば、属性情報と掛け合わせた趣味嗜好のビッグデータをつくれます。医療でも広告業でも使えますね。

位置情報と組み合わせてどこのどの店で何を食べたかが把握できる、これはGoogleがもう狙っていそうです。

この記事を書いた数年後、おそらく摂取カロリーも何らかの手段で自動でとれるときが来るのではないでしょうか、そんな未来が楽しみです。

さいごに

呼吸をするだけでデータが貯められる時代、まさに生きてるだけでデータ儲けです。とりあえずデータを貯めておいて、あとはAIに任せて分析してもらうことも考えられます。

ひょっとしたら過去データを持っていれば持っているほど価値が出るかもしれませんね。

データマニアとしてはこれからもどんどんとデータを貯めてまいります。

ABOUT ME
石井 亮介(りょうさん)
石井 亮介(りょうさん)
データパレード 代表取締役
㈱データパレードの代表取締役で高田馬場の町中華のChief Data Officerをしています。 BIツールのセールスエンジニア・システムエンジニア・カスタマーサクセス歴10年以上経験、データエンジニア領域とコンサルティングが得意です。BIツール研究所・DMS Cubeなどデータ系コミュニティーのアンバサダーをしています
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