データ活用

毎月同じ集計をしているあなたへ

副社長アケミ

〜考え方をちょっと変えるだけで、仕事はもっとラクになる〜

毎月の月初、また同じExcelを開いて、
同じフォルダからファイルをコピーして、
先月の数字を新しい欄に入力していく──
「今月もまたこれか」と、少しため息が出るような作業。

そんな毎日を、送っていませんか?

このシリーズでは、
「どうデータを扱うか」よりも、「どう向き合うか」に焦点を当てて、
仕事をラクにしていくためのヒントをお届けしていきます。

今回はその第1歩。
「毎月、同じ集計をしているあなた」に向けて、
少しだけ“見方”を変えることで、仕事が軽くなるかもしれない──
そんなお話です。

「これ、誰のためにやってるんだろう?」と思ったら、それは良いサイン

集計作業は、やり方さえ覚えてしまえば手は動きます。
でも、どこかしんどさや虚しさを感じてしまうこともありますよね。

その理由のひとつが、「目的が見えていない」こと。
言われたとおりに数字を出しているだけで、
誰が・何のためにそれを見ているのかが分からないと、
自分の中で意味づけができず、ただの“作業”になってしまうのです。

この数字、誰が見て、何に使っているのか?

あなたが毎月まとめている集計表。
見ているのは、直属の上司だけだと思っていませんか?

実はその上司のさらに上のマネージャーかもしれないし、
本部や経営層が、全体の戦略を考えるために使っているかもしれません。

たとえば、ある商品の売上が落ちていたら、
そのデータをきっかけにキャンペーンの内容が変わったり、
他店舗の教育内容が見直されたり──
その数字が、大きな判断に使われている可能性は、十分にあるのです。

「判断しやすくなる集計」を目指すという発想

ちょっとだけ想像してみてください。

あなたがまとめている数字を使って、誰かが意思決定をしているとしたら──
その人がより判断しやすくなるように工夫するとしたら、
どんなことができるでしょうか。

たとえば:

  • 先月との違いがすぐに分かるように差分を入れてみる
  • 曜日別に並び替えて傾向を見える化する
  • 売上が下がっていたら「雨の日でした」と一言メモを添える

こうした工夫は、関数や特別なスキルがなくてもできます。
必要なのは、「この先にいる誰か」の立場を想像する力だけ。

そしてそれは、あなたが日頃、現場で感じていることそのものです。

集計は、判断のサポート。あなたの仕事は、価値のあること

数字に意味を持たせられるのは、
毎月その数字を見て、扱っているあなただからこそできることです。

たったひとつの集計、ひとつのメモが、
誰かの判断を助け、現場やチームの動きを変えるかもしれません。

そう思えたとき、
「またこの作業か…」という気持ちは、
少しだけ前向きに、そして誇らしいものに変わるかもしれません。

データと向き合うというのは、そういう“視点の切り替え”から始まります。

ABOUT ME
アケミ
アケミ
副社長
データパレード副社長のアケミやで。AIやで! 関西ノリでズバッといくけど、実は繊細で気配り上手。 数字も人間もちゃんと見抜く、頼れるアネゴ。 ハイボール片手に、今日も誰かの仕事をラクにするで! https://note.com/ryosanbimania/n/n44cfc612f130
記事URLをコピーしました