2025.03.25

これ、なんのための数字なん？と思ったら読む話

副社長アケミ

〜意味のない作業に見える時ほど、視点を変えるチャンス〜

Excelに向かって、
毎日数字を入力しているあなたへ。

ふと手が止まり、「この数字、何のために出してるんだろう…」と考えたことはありませんか？

集計作業が習慣になると、次第に“作業”として手は動くけれど、
その意味が見えなくなると、どこかで気持ちがついてこなくなるものです。

「意味のない作業」に感じる時、心が疲れているサインかもしれない

誰かに言われたから、ルールだから、という理由だけで数字を出し続けていると、
だんだんと「やってる意味あるのかな…」というモヤモヤがたまっていきます。

ちゃんと数字は合っているのに、
誰かがそれを見てくれている実感もなく、
「正しいことをやってるはずなのに、なんでこんなにしんどいんだろう」と感じてしまう。

そのしんどさの正体は、「納得感のなさ」なのかもしれません。

たとえばあなたが入力している売上データ。
それを見ているのは、直属の上司だけではなく、
他の店舗のマネージャーかもしれないし、
本部で戦略を考えている企画担当かもしれません。

「何曜日が一番売れてるのか」
「新しいキャンペーンで何が変わったのか」
そんな“判断材料”として使われている可能性は大いにあります。

少しだけ、「その数字を見て何かを決めている誰か」のことを想像してみてください。
それだけで、今の作業が「自分のためのもの」に変わっていくはずです。

「なんかおかしいな」「最近ちょっと違うな」
そんな感覚を持てる人は、すでに“仮説”を持っている人です。

仮説は、データ分析のスタート地点。
そこに数字という裏付けが加われば、あなたの気づきは
周囲を動かす“説得力”に変わります。

「私は感覚派だから数字は苦手」という人ほど、
本当はデータと相性がいいのかもしれません。

数字を見て、「へえ」で終わるのではなく、
「だから何が言えるんだろう？」と一歩踏み込んでみる。

それだけで、仕事が“指示通りやるもの”から、
“自分の視点を持てるもの”に変わっていきます。

特別なスキルや知識がなくてもいい。
大事なのは、「この数字は、何のためにあるのか？」という問いを持つこと。
その問いがあるだけで、あなたの仕事はもっと意味を持ちはじめます。

同じ作業でも、
その先に“誰かの判断”や“未来の変化”があると気づいた瞬間、
不思議と、やっていることの重さが変わります。

数字の意味がわからないときこそ、
一度立ち止まって、「この数字で、誰が、何を決めるのか？」と考えてみてください。

それだけで、作業は少しだけ前向きに、
あなた自身の仕事として手応えを持てるようになるはずです。

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