MotionBoardのPowerPointレポート出力機能を編集画面から紹介する
MotionBoardは単純なダッシュボードの機能だけでなく、集計表の細かさ・レポート配信・データ入力機能・IoT機能などの様々な機能を有しているBIツールです。
今回はMotionBoardのPowerPoint出力機能について説明をします。簡単な設定でできますので、ぜひご覧になってください。
またMotionBoardのPowerPointレポート出力機能についてはこちらの記事で解説をしています。
ダッシュボードの前提
今回はこのようなダッシュボードがあります。
コンビニなどの小売店の売上データを全国規模で可視化したものです。
右上にあるPowerPoint出力ボタンをクリックしたら、PowerPointがダウンロードされました。
PowerPointを開いてみるとチャートがきれいに配置されたPowerPointレポートが見れました。
PowerPoint出力設定を確認する
Excelと違い、二次加工要素はないのですが、一発で綺麗なレポートを出したい場合は、PowerPointレポートがオススメです。さっそくやり方を見てみましょう。
まず用意するのはPowerPointのテンプレートです。
本機能の仕組みは簡単で、パワポで見映えを作っておいて、何ページ目に何のチャートをどのような大きさで配置するかを決めればよいのです。
たとえばサンプルで作りましたレポートはこのような形です。
順に解説をしていきましょう。
タイトルにある
${売上金額:年}は検索条件の値を出力しています。
アイテム管理の中で、売上金額チャートがあります。こちらの検索条件項目である”年”で絞り込んだデータが”2015年”なので、そのままパワポのタイトルとして出力されます。
詳細はマニュアルのこちらに記載があります。
${DATE}はMotionBoardのシステム変数から、本日の日付を出力しています。
画像はシステム変数の設定値です。
そのあとは簡単です。
ここにチャートを出したいな、というところに図形を入れて、テキスト名の中でMotionBoardのどのチャートなのかを入力するだけです。
名前が一致していないと、MotionBoardが読み取ることができませんので、しっかりと内容を確認する必要があります。
命名規約などの詳細情報はマニュアルに記載があります。
今回の場合ですと、{geo:GEO}のgeoはGEOアイテムを出しますよ、という意味で、GEOはアイテム名となります。
うまく紐づけができますと、こんな感じで出力されます。
通常のチャートを出したい場合は{chart:アイテム名}です。
このようなPowerPointでのテンプレートを作成して、アクションボタンからPowerPointレポートを選択し、作成したテンプレートを登録します。
作業はこれで終了です。
おわりに
今のような簡単な工程でレポートを作成することができます。
ダッシュボードの中でフォントや色合いを調整すれば、より見栄えの良いレポートができます。
こちらとExcelレポートの機能を用いて、レポート作成の省力化が図れると思いますので、ぜひチャレンジしてみてください。