BIツール/DWHツール

BIツールを導入しようとしている人はどんな人?

Ryosuke Ishii

データ分析を自分がしたいのか、それとも社員にデータ分析をしてもらいたいのか。Business Intelligenceツールを導入する人たちは立場や所属・経験がさまざまです。

この記事ではどのような人がBIツールを探しているのかをパターン分けして解説をします。

BIツールを探しているあなたはどのパターンに当てはまるのかを把握しておくと、業者との会話も楽になりますし、自社が何を期待してBIツールを導入しようとしているのかがわかるようになり、とても有益です。

5分程度で読めますので、サクッと読んでください。

パターンは4種類

結論から書きますと、BIツールを探している人は4パターンに分類されます。

  1. 自分や部門のレポート作成を効率化したい現場ユーザー
  2. 全社導入した旧BIシステムをリプレイスしたい情報システム部で担当が若手以外
  3. 全社導入した旧BIシステムをリプレイスしたい情報システム部で担当が若手
  4. BIツールを全社導入を目指すDX部門や企画部門の担当

1.自分や部門のレポート作成を効率化したい

あなたは営業であったりアシスタントであったり、現場の最前線で働いている人です。

上司から今月の取引先ごとの売上の一覧を要求されたり、担当者別の予算実績対比表を求められたり、なかなか本来の業務ができません。

このようなレポート作成を効率化するために、BIツールを探している、というパターンです。

自分や自分の部門のメンバーのレポート作成工数を減らしたい、という要求ですね。

2.全社導入した旧BIシステムをリプレイスしたい情報システム部で担当が若手以外

あなたは情報システム部のややベテランに近い位置の人です。

数年前に導入したBIツールをバージョンアップしようとしたら、その製品はもう売っていないようで・・・。仕方なく他のBIツールを探すことになります。

この場合は「前のBIツールでできてたことは新しいBIツールでもできてくれなきゃ困る」という思いが強くなるでしょう。

3.全社導入した旧BIシステムをリプレイスしたい情報システム部で担当が若手

許容力のある情シスの上司と入社3年以内の若手のコンビ、かなり導入の成功率の高い組み合わせです。

上司は新しいBIツールの概要だけをつかみ、細かな確認は若手に任せます。でも若手には全体感を持つように指導をしているのでツールの細かな技術と全体を合わせて習得しています。

情報系ツールは他のシステムよりも若手に任せやすい状況にあるので、このように若手に裁量を与える上司の方がかなりいらっしゃる印象です。

4.BIツールを全社導入を目指すDX部門や企画部門の担当

BIツールの導入が目的でなく、全社員に数字に強くなってもらうなどの目的のある人たちです。

BIツールの導入だけでなく”推進”が主な目的となるので、長期的なプロジェクトになるでしょう。

以上のように同じBIツールを導入したいという状況でも、立場によって人それぞれの考え方があります。

BIツールを導入するあなたがどういったゴールを持っているのか、ここをキチンと考えて、最適なツールを探し始めるのが第一歩となります。

 

 

ABOUT ME
石井 亮介(りょうさん)
石井 亮介(りょうさん)
データパレード 代表取締役
㈱データパレードの代表取締役で高田馬場の町中華のChief Data Officerをしています。 BIツールのセールスエンジニア・システムエンジニア・カスタマーサクセス歴10年以上経験、データエンジニア領域とコンサルティングが得意です。BIツール研究所・DMS Cubeなどデータ系コミュニティーのアンバサダーをしています
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