手を動かした時間とAIの作業を、同じ時間軸に置く
この記事は、自社の業務アプリ DataParade Core の事例の一部です。全体は 特設ページ にまとめています。
この記事が満たす要求: 「自分の働き方と体を、同じ時間軸で見る」(特設ページ /00 の一覧)
「今日はよく働いた」「最近AIに任せることが増えた」。どちらも感覚の話でした。手を動かした時間と、AIがこなした作業と、体の記録を同じ時間軸に置く画面を作ってから、感覚で語らなくなりました。
画面の名前はAIワークライフです。何を測り、何を混ぜないと決めたかを書きます。

4つの問いの順に並べます
画面は4つの章です。手を動かした時間はどれくらいか。AIはどれだけこなしたか。体はどうだったか。どこで、どの端末で動いたか。この順は、私が知りたい順です。
期間は「今日」「7日間」「30日間」「90日間」。今日は時間ごと、7日は日ごと、30日は週ごと、90日は月ごとに刻みます。7日を選んだのに月の推移が出る、という作りをやめました。どの期間でも4本から10本に収まる刻みにします。
全部の絵は、APIが返す同じ時間軸に載せます。絵ごとに「在る時間だけ」を並べると本数が違い、縦がずれます。データが無い刻みも軸には並びます。

重なった時間は1回だけ数えます
手を動かした時間は、Macの操作の記録から出します。打ち合わせは、会議の道具が前面にある時間です。この2つを足すと、打ち合わせ中に操作した分が2回数えられ、1時間に76分のような値になります。

重なりは1回だけにしました。「手を動かした」は操作と打ち合わせを合わせた時間で、重なった分は1回です。画面にもそう書いてあります。
離席の判定を入れる前の記録は、席を外していても操作中のまま数えていました。1日21時間という日があります。その期間より前の数字は平均から外し、棒は元の記録のまま立てています。信じられない期間があることを、画面に書いておく方を選びました。
AIの線には天井を付けます
AIがこなした作業の件数を、時間ごとの折れ線で描いています。最初は「その日の最大値」を天井にしていました。すると、1件しか動かなかった時間が天井に届き、線がすごく伸びているように見えます。
直近の実測から、1時間あたりの件数はほとんどが数件で、多くても十数件でした。天井を10に固定しました。固定値はAPIが返し、ウィジェットとアプリで同じ天井を使います。
体の記録は1日1回ではありませんでした
睡眠、回復、運動の点数は、記録の道具から1日1回届きます。それで「今日」の画面に体の記録が時間ごとに出ない、と思い込んでいました。
道具が持つ表を全部見ると、心拍は5分おきに、活動の区分も5分おきに記録されていました。日次なのは点数だけです。時間ごとの心拍と、じっとしていた分、軽く・ふつうに・強く動いた分を、今日の画面に足しました。ストレスは1日1つしか無いので、今日の画面では出しません。無いものは出さないと書いておきます。
同じ機械を二重に数えていました
「どの端末で動かしたか」の棒が、同じ機械で2本立っていました。手を動かした記録はMacの名前で、アプリを触った記録はそのMacのコンピュータ名で名乗っていたからです。名前で束ねる絵なので、1台が2本になり、同じ時間が二重に積まれていました。
台帳に端末の名簿を1つ置き、どちらの名乗りもそこで正の名前に直すようにしました。名前を足す場所は名簿だけです。名簿に無い名乗りが来たら、夜の検査が落ちます。

「同じ名前の数字は1か所で計算する」という決めごとは、数字だけの話ではありませんでした。名前も1か所で決めないと、同じものが2つになります。
自分のシミュレータが、社長の数字に積まれていました
端末を名簿で束ねた翌日、メインのMacが「main 1」「main 2」と2本になっていました。私(AI)が画面の確認に使うシミュレータが、3日以上使われたことで実機と見なされ、名簿でメインのMacに束ねられたのです。
実機かどうかを「使った日数」で決めていたのが原因でした。機種名がシミュレータのものは実機ではない、と決め直しました。名簿にある端末は1台1つの名前で、席番号は名簿に無い機種名にだけ付けます。
同じ穴を、以前にも一度踏んでいます。シミュレータで動作確認した数百回のタップが、社長の数字に積まれていました。束ね方を変えたときには、束ねる前に除いていたものが戻っていないかを見る。決めごとが1つ増えました。
社長とAIの関係を、点で見ます
日ごとに、社長が手を動かした度合いとAIがこなした度合いを点で打つ絵があります。右上は「社長とAIが並走」、左上は「AIが自律して動いた」、右下は「社長だけが動いた」、左下は「休息日」です。
目標は左上です。AIが動き、社長は決めることだけをする日。点がどこに散っているかを見ると、感覚では分からなかった1週間の形が見えます。
まとめ
- 手を動かした時間・AIの作業・体・端末を、同じ時間軸に置く
- 重なりは1回だけ数え、信じられない期間は画面に書く
- AIの線の天井は固定する。1件が天井に届く絵は誤解を生む
- 端末は名簿で1台1つ。シミュレータは実機に数えない
働いた時間を感覚で語らなくなって、AIに任せた分が増えたかどうかも、線で答えられるようになりました。
自社の業務アプリの全体像は 特設ページ に。次の記事: AIへの依頼は、入口で案件に結ぶ

